越後の蔵リニューアルコンセプト
味噌「越後の蔵」をリニューアルするにあたり、コンセプトを公開することにしました。
キーワードとしては、「蔵出しそのままをご家庭へ」「酵母が生きたまま」です。仕込んだ味噌を発酵・熟成させ、掘り出したそのままの状態を食べてもらおうと言うわけです。
(問題点)蔵出し直後の味噌では、酵母が生きているため、温度が30度以上だと発酵が進みます。酵母の発酵によって、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生して袋を膨れさせたり、着色が進んだりします。一般的にはこの酵母の活動を抑えるために、出荷前にアルコール(酒精)などの防湧剤を味噌に添加したり、熱殺菌したりします。これによって発酵は止まり、袋の膨れや着色は軽減されるのですが、アルコール臭が強くなったり、熱処理をすると風味が損なわれます。
(むしろ味噌の性質を知ってもらおう)
そこで「越後の蔵」では、アルコールなどを添加せず、むしろ蔵出しそのままの味噌に関する情報を消費者にアピールしようと言う構想でパッケージを作ることにしました。
左図は、「越後の蔵」のカップの蓋にかぶせる上紙に記載される予定のものです。
下の左図は、カップの側面に貼るシールのイメージ。右図は完成のイメージです。
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